副業を始めて1年が経った頃、私は少しずつ物販から距離を置くようになっていました。
理由は単純で、「いくら頑張っても、手元にお金が残らない」からです。
家のリビングには在庫がどんどん増え、段ボールが積み上がる…。
それを見て、「この在庫、本当に意味あるの?」ってモヤモヤしてました。
お金を増やすために始めた副業のはずなのに、現実は全然違う。
でも、そんな状況でも旦那は楽しそうに続けていて、ある日、「会社で唯一尊敬している人がいてさ。すごい人なんだ」と目を輝かせて話してきたんです。
「挑戦する姿勢」に感動
ある日、その方と一緒にご飯に行く機会があって、なんだかドキドキ。
会ってみると、すごく若々しくて話しやすい人で、
「なんでも聞いていいよ」なんて気さくに言ってくれるんです。
「どうしてYouTubeを?」 って聞くと、
「元々好きなことを記録してみたくて、趣味で始めたんだ」と笑いながら教えてくれました。
動画編集も全部自分でやってるらしく、
「大変じゃないですか?」 って聞いたら、
「大変だけど、面白いからやってるだけだよ」って、サラッと言うんですよ。
好きなことをやるための時間
その方は、朝7時に出社して16時に退社し、帰宅後ひたすらYouTubeの作業をしているそうです。
「疲れませんか?」 と尋ねると、
「やりたいことだから全然続けられるんだよね」と、楽しそうな顔で返されて…。
その言葉が妙に胸に刺さりました。
お金よりも大事なもの
YouTubeの収益は月に15,000円くらいって聞いて、正直「バイトの方が稼げそう」って思いました。
でも彼は、「自分のやりたいことを10年かけて育てたいんだよね」って真剣に話してくれて、
「50歳でやりたいことを見つけられたのが嬉しい」 とも話していて、その言葉が心に残りました。
10年かけて育てるってどういうこと?
私は目先の5万、10万を稼ぎたくているのに、彼は10年先を見てやりたいことを続けてる。
その姿勢が、今の私にはないなと思い、まるでズドンと胸に響くような感覚があったんです。
自分はお金を追いかけてばかりなのに、彼は心が求めるものを追っている。
「本当に価値があるのは何なのか?」
そう問いかけられているようで、重たく心に響きました。
自分への問いかけ
お金はもちろん大事。だけど、お金だけじゃ本当には満たされない何かがあるんじゃないかって考えさせられて…。
お金だけを目指していると、ある程度達成したときにエネルギーが切れる 気がする。
そうなると、次は別の目標を追いかけるしかなくて、なんだか空回りしているような感じになるんです。
でも、彼や旦那みたいに、好きなことに突き進んでいる人たちはエネルギー切れがない。
どこか自分の中にしっかりと満たされたものがあるんだなと感じました。
私は、この出会いをきっかけに、「本当は自分は何をやりたいんだろう?」 と考えさせられるようになりました。
自分のことなのに、わからなくなっているなんて…。
それで、まずは自分をちゃんと知ることから始めてみようと思ったんです。
次回は、この自己理解について、もう少し深くお話ししていきますね。
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