副業がスタートして1年が過ぎたころ…
私たちが物販副業を始めてから、1年が経ちました。
その間、私は少しずつ物販から距離を置くようになっていました。
理由は単純です。「いくら頑張っても、手元にお金が残らない」からでした。
私たちの家には、どんどん在庫が増えていきました。
お金の代わりに、商品という形で利益が積み上がっていたのです。
在庫が増える現実
物販で失敗する人って、たいていは「資金ショート」だと思います。
要は、在庫を抱えすぎて、売れなくて現金が手元に残らない状態。
私たちはそこまでひどくはなかったけど、それでも「現金は手元にない、代わりに在庫だけが増えていく」という状況。
家には、山のように在庫が積み上がっていて、「この在庫、本当に価値あるの?」と不安が募っていきました。
お金を手元に増やしたいと思って副業を始めたはずなのに、全然違う現実が待っていたんです。
副業の目的が違った私と旦那
旦那も私も本業があったので、生活自体は全く困っていませんでした。
ただ、私は「副業で手元に5万、10万でも増えたらいいな」と思っていたので、その夢が遠ざかるようでモチベーションが落ちていきました。
副業をやってもやっても、お金は在庫になっていくだけ。
「この在庫、本当にお金になるの?」
そう思うと、頑張っているのにただ働きしているみたいで、なんとも言えないモヤモヤ感が…。
その頃、私たちは何度もケンカしました。
「お金が残らないのに、何のためにやってるの?」
「本当にこれ、続けて大丈夫なの?」
「来月仕入れの資金は回収できるの?」
私の中には不安が渦巻いていました。
旦那の一途さと私の葛藤
でも、旦那はブレませんでした。
「続けたい」っていう答えが返ってくるばかり。
そのうち、私たちはそれぞれの役割が変わっていきました。
旦那がメインで物販を続け、私は少しだけサポートするようになったのです。
私はもう、旦那と同じペースでは走れなくなっていました。
それでも、楽しそうに副業を続ける旦那が不思議でたまりませんでした。
お金も稼げているか分からないのに、「何のためにやってるんだろう?」って。
でも、少しずつですが、旦那は着実に成果を出し始めていたんです。
尊敬する人との出会い
そんなある日、旦那が目を輝かせながら「この人、本当にすごいんだ」と話し始めたんです。
話を聞いているだけで、旦那がその人を心から尊敬していることが伝わってきました。
普段はあまり人を「すごい」と言わない旦那が、こんなに興奮して話すのはとても珍しかったので、私も自然と興味が湧いてきました。
その人は50代で、なんとYouTubeをやっているそうです。
50代になっても、自分のやりたいことに挑戦し続けている姿に、旦那は強く影響を受けたようでした。
そして、ついにその人と会う機会を作り、私も一緒にご飯に行くことになったのです。
次回予告
この人との出会いが、私の考え方を大きく変えるきっかけになりました。
次回は、旦那が尊敬するその人との会話から、私が「面白いからやっている」という生き方についてどう感じたか、そしてその生き方が私に何を教えてくれたのか、じっくりお話ししたいと思います。
コメント